私たちの顔が十人十色で違うように、体型も人によって様々です。そして、人によってはその体型がコンプレックスになる場合もあります。
太りすぎ、痩せすぎ、背が低い、背が高すぎる、体型が人によって違うのですから、悩みも人それぞれで当然です。
しかし、そのような体型の悩みのせいで『おれは何をきたって着ても似合わないから、もうファッションのことなんて気を使うだけ無駄なのかなぁ・・・』と決めつけるのは、もったいないと私は考えます。
なぜなら、体型の悩みは着こなし方によって、ある程度はカバーすることは可能だからです。
テレビ番組の企画でも、『太りすぎてカッコ悪くなったお父さんを短期間でカッコよく改造しよう』という内容が放送されていますが、やっていることと言えば、服装と髪型を変えているだけです。
そして、それだけの改造でも番組の終了時には、出演しているお父さんはカッコよく変身していますよね?
あの番組でやっているのは、お父さんを無理矢理にダイエットをさせて痩せさせるようなことや、お腹の脂肪を手術で取ったりすることではありません。
単純に体型の気になる点をカバーするような服装へと、ファッションスタイルを変えているだけです。しかし、それだけでも見た目の印象は格段にアップしています。
つまり、ファッションスタイルを変えることには、コンプレックスをカバーする力があるんですね。
そこで、こちらの記事では体型の悩み別に、それをカバーするメンズ着こなし術の基本を紹介させて頂きます。
体型別の着こなしのコツ
細くてキャシャな人の服選びのポイント
- 大き目サイズは選ばない
- 膨張色でボリューム感を出す(クリーム系の色がおすすめ)
- シルエットを意識して服を選ぶ
ガリガリ体型な方の場合、大きめのサイズを着ると、服の中で体が泳いでしまいます。そのような状態になると、服にきさせられている感が出てしまうので、サイズはジャストサイズを選びましょう。
そして、ボリューム感は服の色やデザインで出すようにします。
また、細い体型というのは、決してデメリットばかりではありません。シルエットが美しく見えるいわゆるモデル体型ですので、その点を意識してダボダボとした服は選ばずに、ジャストサイズのアイテムを選べばキレイに着こなせますよ。
太くてポッチャリした人の服選びのポイント
- ボーダー柄は避ける
- 濃い色で引き締め感を出す
- パンツはストレートかブーツカット
太め方の場合は、絶対にやってはいけない服装があります。それはボーダー柄(よこしま)のアイテムを身に着けることです。ボーダー模様は横に広がる印象を与えますので、痩せている人でも太ってみえる服装となりますからね。
お勧めな服装としては、ブラックやネイビーなどの濃い目のダークカラーを選ぶことです。これらのカラーには、見た目の引き締め効果がありますので、スリムな印象を与えてくれます。
また、パンツについてはスキニーのような先細りタイプは、太ももから足のラインが鮮明に分かってしまうのでよろしくありません。ブーツカットやストレートパンツのような足のラインが分かりにくいシルエットを選ぶようにしてください。
小柄で背が低い人の服選びのポイント
- 靴とパンツの色を合わせる
- パンツの腰履きはダメ
- ウエストがシャープされたトップスを選ぼう
体型の悩みで一番多いのが、『小柄で背が低い』ということだと思います。
そこで、まず簡単にできるテクニックとして抑えていただきたいのが、靴の色とパンツの色を合わせることです。それを実践すれば、足の部分が長い印象を受ける脚長効果がありますので、見た目の印象がスラッとしたものになります。
そして、絶対にやめて頂きたいのが、パンツの腰履きです。この服装はだらしなさに加えて、見た目のバランスが最悪になりますので絶対にさけてください。
また、トップスを選ぶ際には、腰回りが少し引き締まっているものを選ぶようにしましょう。そうすることで、シルエットにメリハリが生れて長身に見える効果があります。
春夏にはテーラードジャケットが、秋冬にはピーコートが、スラッとした印象を与えられるのでお勧めのアイテムです。
以上が体型をカバーするためのファッションのコツとなります。
ポイントが分かってしまえば、それを満足するアイテムを選べば良いだけですから、服選びはきっとしやすくなるはずですよ。ぜひ、今日ご紹介した内容を参考にしてくださいね^^