秋・冬から春先までのさまざまなシーズンに活用できる、着こなしに便利でおトクなアウター『スタジャン』のコーディネート方法をこちらでは紹介させて頂きます。
胴体の身頃部分と袖の部分が切り替え式にタイプになっている、スポーティーな腰丈程度のジャケットのことをスタジアムジャンパー、あるいはそれ略して『スタジャン』と呼びます。最近では『スタジャン』という言葉が浸透しつつありますので、そちらで呼ぶことの方が多いですね。
それから、『スタジアムジャンパー』という言葉は海外で通じるように感じますが、実はこの単語は日本で作られた和製英語のため、残念ながら海外では通用しません。アメリカではスタジャンのことは、『レタージャケット』と呼ぶので注意しましょう。
また、少し前まではスタジャンと言うと、カラフルで大きなロゴのついたデザインの物ばかりが多くて、カジュアル用アイテムには向いていなかったのですが、最近では黒を基調として大人っぽい渋色タイプも販売されるようになり、人気も出ています。
見た目がかわいいという理由から、女性からの支持率も高いので、モテアイテムの1つと言えるでしょう。実際に、大学生や20代の社会人を中心に大きな人気となっており、2014年2月号の『ファインボーイズ』で特集されたトレンドアイテムの支持率ランキングでは、アウター部門の5位にランキングされています。
ちなみに、1位はチェスターコートでした。2013年の後半から大きなブームになっているチェスター人気はまだしばらく続きそうですね。チェスターの着こなしについては、次のページで解説しています。
⇒ チェスターコートのコーディネート方法【モテるメンズの着こなし】
スタジャンと相性の良いアイテムと悪いアイテム
相性の良いアイテム
- デニム
- チノパン
- パーカー
- カットソー
- ニット
相性の悪いアイテム
- ハーフパンツ
- スラックス
- ベスト
冬に薄手のスタジャンを着る場合、寒いという理由からその上にダウンベストを合わせる方がいらっしゃしますが、それがは完全にデタラメな着こなしです。
そもそも、アウターのスタジャンの上にベストを合わせるなんてことが、ルール違反の行為と言えますし、スタジャンの特徴である胴体と袖の部分の切り替え部分がベストで隠してしまっては意味がありません。そのようなコーデは絶対にしないでくださいね。
スタジャンの着こなしのポイント
スタジャンというと、ブカブカサイズでワッペンや刺繍の入った派手なカラーをイメージしがちですが、そのようなアイテムを選んでしまうと着こなしが難しい上に、古くさくてダサい印象を与える可能性が高いです。
最近のトレンドになっている着こなしは、落ち着いたカラーでジャストサイズのスタジャンを選らんだ着こなしとなります。
ですので、黒、グレー、ネイビーのような渋色と呼ばれる、他のアイテムと合わせやすいスタジャンを選ぶことが、今の着こなしのポイントです。
モテる着こなしを実現するなら、くれぐれも、赤、黄、オレンジのような明るいカラーのスタジャンは選ばないようにしてくださいね。
参考になるメンズコーデ
大人のスタジャンの着こなし
フェイクではなく、リアル牛革を使ったスタジャンを活用した着こなしです。
先ほどの着こなしのポイントで紹介したように、渋色カラーのスタジャンを選ぶことで、カジュアルでありながら、大人っぽい着こなしを実現できています。
また、合わせるアイテムのカラーも黒や白のモノトーンにすることで、全体的に落ち着いた印象を与えることに成功しています。
カジュアル度の高い着こなし
黒のスタジャンにかわいいチェックシャツを合わせた着こなしとなります。
チェックシャツは『かわいい』という理由から、女性からの支持がとても高いアイテムですが、それに男らしくてワイルド感のある『ドンキー襟』のスタジャンを合わせているのが上手いですね。
また、足元はしっかりとレザーシューズで引き締めているので、清潔感があってレベルの高いコーデと言えます。
ボーダーを合わせたカジュアル感の高いコーデ
インナーにボーダーのニットを合わせた着こなしとなります。
少しカジュアルさを入れたいけど、先ほど紹介したようなチェックシャツには抵抗があるという方にお勧めなのが、モノトーンカラーのボーダーを合わせるコーデです。
これなら、スタジャンを脱いでも大人っぽいスタイルを実現できますので、どなたでも抵抗なく実践できる着こなしと言えるでしょう。
スタジャンを活用したその他のコーデ
本ページで紹介した以外の、スタジャン(スタジアムジャケット)のコーデの参考になるのが、メンズファッションサイトの『MENZ-STYLE(メンズスタイル)』の公式サイトです。
大きいが画像で、女子ウケする全身コーデが詳しく掲載されていますので、興味のある方は次のページからチェックしてみてくださいね。